研究・開発

 弊社で取り組んでいる研究・開発活動の事例を紹介します。
 (1)豊田市低炭素社会システム実証プロジェクト
 (2)数値予報モデル「WRF」
 (3)気象観測機器の研究・開発

豊田市低炭素社会システム実証プロジェクト


背景
 経済産業省は2009年11月に「次世代エネルギー・社会システム協議会」を設置しました。2010年1月には、次世代のエネルギー流通および社会システムのあり方に対する中間的な取りまとめを発表しました。この取りまとめを受け、スマートグリッド/スマートシティの社会実証地域が公募され、横浜市、豊田市、けいはんな学研都市、北九州市の4地域が選ばれました。
http://jscp.nepc.or.jp/index.shtml

 弊社は、株式会社デンソー様から「豊田市低炭素社会システム実証プロジェクト」の一環として、実証住宅に設置した高精度な気象観測に基づいた、日射量予測情報の開発を受託し、開発に取り組みました。

 この情報は、デンソー様が実施した分譲住宅を対象としたHEMS(ホーム・エネルギー・マネジメント・システム)による太陽光発電システムで発電した電力を効率よく使う研究に有効利用されました。

 HEMSは過去の発電実績データと天候情報をもとに、翌日の太陽光発電による発電量を予測することができます。
http://jscp.nepc.or.jp/article/jscp/20140227/385564/index2.shtml

 弊社では、そのための基礎的な気象観測および日射量予測手法の開発に取り組みました。

   豊田市低炭素社会システム実証プロジェクト 気象情報通信


     豊田市低炭素社会システム実証プロジェクト 気象情報通信      豊田市低炭素社会システム実証プロジェクト 気象情報通信
 

数値予報モデル「WRF」


 弊社では、最新の数値予報モデル「WRF」を使った独自の予測システムの研究・開発を推進しております。
 WRFとは、地球を取り巻く大気の状態を基に、さまざまな物理方程式を用いて将来の天気の状態を
 予測するもので、これまでは大学や研究機関などのスーパーコンピュータでしか動かすことができませんでした。
 しかし、弊社独自の数値予報モデルの改善や近年のパソコンの性能向上などにより、パソコンでの予測情報の作成を
 実現することができました。

 この予測システムでは特定の地域に特化することで、空間解像度の高い(1kmメッシュ)予測が可能となり、
 これまで捕らえきれなかった局所的な気象現象を把握することができるようになりました。

 ※WRF=Weather Research and Forecasting Model

  ●出力要素例

  気  温

気温 気象情報通信

   風

風 気象情報通信

  降 水 量

降水量 気象情報通信

  相対湿度

相対湿度 気象情報通信

  海面気圧

海面気圧 気象情報通信

  アルベド

アルベド 気象情報通信

  対流有効位置エネルギー

対流有効位置エネルギー 気象情報通信

  低 層 雲

低層雲 気象情報通信

  太陽光反射率

太陽光反射率 気象情報通信

  持ち上げ凝結高度

持ち上げ凝結高度 気象情報通信

  自由対流高度

自由対流高度 気象情報通信

  温  位

温位 気象情報通信

  土壌温度

土壌温度 気象情報通信


気象観測機器の研究・開発


  NPO法人 気象システム技術協会が主催する「気象測器研究会」に参加し、
  会員とともに気象観測機器の研究・開発活動を行っています。

 ● 一体型地上観測機器の性能評価実験
 1.日本気象学会2012年度春季大会(つくば)
  「一体型気象センサーの野外比較観測」(共同研究者一覧
 2.日本気象学会2012年度秋季大会(札幌)
  「一体型気象センサー(CWS)の風向風速特性」(共同研究者一覧
 3.日本地球惑星科学連合2013年大会(幕張)
  「一体型地上気象観測機器(CWS)の性能評価」(英語版
 4.TECO-2014(サンクトペテルブルグ)
  「Evaluation of compact weather sensors」
 5.第23回風工学シンポジウム(東京)
  「一体型地上気象観測機器(CWS)の風計測性能評価」(共同研究者一覧

 ● 転倒ます型雨量計の比較観測
 1.日本気象学会2014年度春季大会(横浜)
  「転倒ます型雨量計の比較観測」(共同研究者一覧
 2.TECO-2014(サンクトペテルブルグ)
  「Comparison of RainGauges in Natural Rainfall Conditions
 3.日本気象学会2015年度春季大会(つくば)
  「転倒ます型雨量計の比較観測(その2)」(共同研究者一覧
  ―インド・チェラプンジでの比較観測―
 4.日本地球惑星科学連合2015年大会(幕張)
  「転倒ます型雨量計の比較観測」(英語版